株式会社 徳田義肢製作所

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2021.05.08 研究開発

【研究開発】NEDO採択事業(2017年度〜2019年度採択)のご紹介

今回は当社が現在取り組んでいる研究開発についてのご紹介です。

本研究開発は、病院内の「歩行練習リハビリテーション」にてご使用いただくリハビリテーション支援機器の製品化に向けた挑戦です。

現在、脳卒中などの歩行練習リハビリテーションにおいては、膝関節の制御が困難なために長下肢装具を用いて膝を伸展固定させて(いわゆる棒足状態にして)立脚保障を行い(地面に足がついている時期に膝が“ガクッと折れない”ようにして)歩行練習を行います。しかしながら、その足を一歩前に振り出す遊脚期には“棒足”ゆえに代償運動が生じやすく、左右非対称な歩行パターンとなってしまいます。

このような左右非対称な歩行パターンは繰り返しの練習で運動学習する(身体に染み付いてしまう)ため、リハビリテーションの段階からこの“棒足歩行”を脱却して代償運動を抑制した歩行練習を目指して下記の2つの製品を開発しています。

【モジュール式長下肢装具:Modular Leg Brace NEO】

→従来の不便で時間も要していた工具を使用した装具の調節課題を解決し、工具不要で即座に身体適合を可能にした製品です。

→現在販売しております。(好評発売中です)

http://www.tokuda-orthotech.co.jp/MLB-NEO/

 

【膝制御デバイス:Switch Knee】

→立脚期の膝ロック / 遊脚期の膝アンロックを自動制御にて行うデバイスで、ワンタッチ着脱機構(特許申請中)により“必要な症例に必要な時だけ”簡単に長下肢装具に着脱可能な機能拡張デバイスです。

→製品の小型化と臨床試験に向けて開発を進めています。

2017年度〜2019年度に国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構「課題解決型福祉用具実用化開発支援事業」に採択いただき、大きく前進しました。

また、昨年度はくまもと医工連携推進ネットワーク「令和2年度 医療・福祉機器開発支援等補助金」に採択いただき、デバイスの改良を推進いたしました。

YouTubeにて公開されておりますので、是非ご覧ください!

引き続き、皆様の応援を力に前進していきます!

 

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