2019.10.29 装具社内勉強会
カーボン製装具について勉強会をしました
支持部にカーボンを用いた装具が”補装具費の支給基準”の中に認められたこともあり、弊社でもカーボン製長下肢装具の製作数が徐々に増えてきています。
今日の勉強会では、カーボン繊維についての基礎、高い技術を要する製作についてと症例報告が担当の井出から発表がありました。
非常に軽くて強いカーボンですが、実はメリットばかりではありません。完成後に修正が効かないため、1~2か月間チェック用装具を使用し、念入りな仮合わせが必要となります。
高価な材料を用い、製作に高い技術と製作時間を要することから装具代が高額になってしまいます。支給基準としては、”筋力が著しく低下した方に必要であると判断された場合”となっているので、なかなか誰にでも適応というわけにはいかないのが現状です。製作を検討されている方は一度ご相談ください。
長下肢装具であれば、1㎏前後で製作が可能です(使用者の体型や活動度、膝継手によっても変わってきます)
カーボンを用いた技術は、長下肢装具以外にも応用できるので、他にも良い製品を製作していきたいと思います。
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